土地の購入で失敗しないために。5つのポイントをおさえておこう
2020.03.13
憧れのマイホームづくり。これからマイホームにむけて準備を始められる方、家をたてるために土地の購入を検討される方に向けたコラムです。今回は特に、土地選びの際に最低限押さえておくとよいポイントについて紹介していきます。ぜひ理想の家づくりの参考になさってみて下さい。
押さえておくべきポイントを理解した上で土地を探そう
土地を購入してマイホームを建てる場合、インターネットで不動産のサイトを調べたり、住宅建築に関する情報誌などを読んで、事前にある程度の情報を得る方がほとんどでしょう。しかし、土地選びについての知識は意外と奥が深く、少し調べただけではわからないことも多いと思います。
ここでは、土地の購入にあたり、最低限押さえておきたいポイントを紹介していきます。これを知ってから土地選びを始めると、見方が変わるかもしれません。
土地の購入で押さえておきたい5つのポイント
1. 『借りてもいい金額』を知ってから、住宅ローンを組み立てよう
まず1つ目のポイントは、「借りてもいい金額」を知ることです。
自分たちの収入、生活スタイルであれば、どのくらい借りてもいいのか。
「借りられる金額」ではなく「借りてもいい金額」を理解しましょう。
「借りてもいい金額」≧「家づくりの総額(土地+建物+諸経費)」です。
「建物」を建てるお金、「諸経費」に支払うお金が足りなければ、どれだけいい「土地」を買っても家を建てることは難しくなります。
2. 防災マップで土地の特徴を確認しよう
2つ目は、自分たちが希望する地域のインフラの整備状況や都市計画法や防災マップで、過去にどのような災害があったのか、また、インフラの整備状況について確認することです。
その地域の土地の特徴について、あらかじめ知っておきましょう。
自分自身で各自治体に確認することもできますし、専門家に聞くことも有効です。
3. その土地、実は家が建てられない可能性がある?
3つ目は、その土地に家を建てられるかどうかです。
どれだけいい土地があっても、農業専用の地域であったり、建築基準法上建てられない場合があります。
例えば前面道路に2m以上接していないと建てられないというような法律もそのひとつ。
申請等に時間がかかることもありますので、自分たちの建てたい家がその土地で建てられるのかチェックしておきましょう。
4. 過去に権利問題や近隣トラブルがあった土地ではありませんか
4つ目は、トラブルのあった土地でないかどうかです。
売買契約時の土地権利、面積をめぐるトラブル、近隣のトラブルに関して事前に確認をしておきましよう。
特に、随分と安く設定されている土地や物件を見かける場合は、何か問題がないか調べることをおすすめします。安いには安いなりの何かがあることが多いもの。土地の価格は、需要と供給のバランスもありますから、周りの土地の価格を参考にするといいでしょう。
5. 近隣環境の利便性や安全性を確認しよう
5つ目は、近隣環境の確認です。
家族の将来・安全を見据え、駅までの道のりや距離感と交通の利便性はもちろん、学校・病院・商業施設などとの立地、夜間の外灯の有無や交通量など、環境なども含めて考えることが大切です。
まとめ
自分たちの暮らしに合った家の向きや間取りを検討すると、一見条件が悪い土地に見えても、暮らしやすい「土地」になることもあります。価格も重要な判断基準ではありますが、本当に自分たち家族に合った暮らしを実現していきましょう。
不動産は専門的な事柄が多く、すべてを自分で勉強することはなかなか難しい方もいると思います。そこで専門家にたずねるのもひとつの方法です。
プロの目線の話を聞きたい方、ちょっと相談に乗って欲しいなと想ったらおたずねください。そこに暮らす家族の生活スタイルも考えてアドバイスします。土地探しや購入で失敗しないために事前に相談することで、土地を購入してからこんなはずじゃなかったと後悔せずにすむでしょう。