C値とQ値は何ですか?
高気密高断熱住宅の性能を確かめる為の数値です。
C値は建物の気密性能を表す数値になります。実際の建物で気密測定機を用いて計測して数値を求めます。完成時に測定して数値が大きくても直す事は困難です。推奨の数値は0.7~1.0㎠/㎡です。(ラスタ工務店ではこの範囲で施工できるようにしています。)
C値は小さい方が高性能に成ります。建物1㎡にたいして建物の隙間がどのくらいの大きさなのかを示します。C値1.0で30坪の家の隙間の合計の大きさは10㎝x10㎝の穴に成ります。大きい穴のように感じますが、一般の住宅は15㎝x15㎝ぐらいの穴が開いてる計算になります。気密性能が良い家の利点は、暖まった室内の空気が外に漏れにくい。計画換気が取り易い。外部からの湿度が入りにくい。
Q値は建物の断熱性能を表す数値になります。 図面から計算にて算出して数値を求めます。推奨の数値は2.7w/m2.k(関東地域)以下です。(ラスタ工務店ではこの範囲の断熱性能を有しています)
小さい方が高性能になります。 建物1㎡にたいして温度差が1℃の場合の必要な熱量を表しています。Q値2.7で30坪(99.17㎡)の家の場合で、外気温が0℃で室温20℃にしたい場合の必要な熱量を計算できます。
2.7×99.17×20=5355と成りますので、5355wの暖房が必要と言う事に成ります。Q値が2.2なら 2.2×99.17×20=4363と成りますので4363wの暖房で済む事に成ります。断熱性能の良い家の利点は 小さなエネルギーの冷暖房機で家全体の冷暖房が可能になります。必然的に省エネ住宅と成ります。